業種別経営ガイダンス詳細
喫茶店
飲食業>喫茶店
ガイド:株式会社経営情報出版社
(マーケットデータ)
◎市場規模
外食産業総合センターによると、平成18年の喫茶店の市場規模は前年比5.0%減の1兆524億円となっている。
◎喫茶店の事業所数・従業者数
総務省「事業所・企業統計調査」によると、平成18年の喫茶店の事業所数は8万1,042店と13年調査の8万8,933店に比べて8.9%の減少、従業者数は32万2,924人と前回調査の32万9,227人に比べて1.7%の減少となっている。
喫茶店の事業所数・従業者数の推移
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平成18年 |
平成13年 |
13年調査 比増減(%) |
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事業所数 |
81,042 |
88,933 |
▲8.9 |
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従業者数(人) |
322,924 |
329,227 |
▲1.7 |
(出所)総務省「事業所・企業統計調査」
(業界の特性)
◎喫茶店営業
食品衛生法施行令において、喫茶店営業とは、喫茶店、サロンそのほか他設備を設けて酒類以外の飲物又は茶菓を客に飲食させる営業をいう。しかし、実際には、茶菓以外にサンドイッチなどの軽食やカレーライスなどの定食を提供している店は多く、このような場合、飲食店営業(一般食堂、料理店、レストラン等)の許可(食品衛生法の食品営業許可)を取ったうえで営業している。
◎営業形態
喫茶店はくつろぎを求める場、コーヒーなどの飲食を楽しむ場、商談の場など、多種多様な利用のされ方をしている。コーヒーチェーンが普及する以前は、技術や元手があまり必要とせず開業できるため、容易に参入できた。しかし、近年、ファミリーレストランや大手喫茶店チェーンの勢力が拡大する中、個人店を取り巻く経営環境は悪化している。
◎立地
立地の良し悪しが売り上げを大きく左右される。立地場所については①駅前型、②学生街型、③オフィス街型、④盛り場型、⑤幹線道路沿い型など。最近は出店競争の激化から出店候補地が限られてきたこともあり、駅の構内や書店やビデオレンタルチェーン、病院内など新しい場所へ出店するケースが増えている。
(ノウハウ)
◎フードメニューの充実
ファミリーレストランやハンバーガーチェーンが喫茶需要を取り込もうと、コーヒーメニューを充実している。喫茶店としても対抗上、フードメニューを充実していくことが重要になる。サンドイッチやサラダなどのメニュー強化に取り組む喫茶店は増えている。喫茶店「カフェ・ド・クリエ」を展開するポッカクリエイトもフードメニューを強化した新業態の出店を始めた。今後もフードメニューの強化を通じて競争力を高めていく必要があろう。
(今後の課題/将来性)
◎課題
団塊世代が定年退職を迎える時期に入り、お金と時間に余裕のあるこれら団塊世代をいかに取り込めるかが課題となる。団塊世代をターゲットにした店作りは必要だが、強く意識しすぎると返って失敗するケースもある。団塊世代を意識しながらも、若い世代にも好まれる要素を取り入れていくことが、繁盛店になる秘けつといえそうだ。また、ファミリーレストランやファストフードなどとの競合が激しくなっている。これらの業態との差別化を図ることも急務となっている。
◎将来性
多少価格が高くても価値に見合えば購入する消費者が増えている。1杯1,000円以上もする高級喫茶店が支持を集めるのもそうした理由からだろう。ただ、その一方で、低価格を求める消費者も数多く存在し、価格帯は二極分化の様相が強まっている。高価格戦略か低価格戦略をとるのか、立地や他店との競合状態を見極めながら運営することがますます重要になろう。
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〈関連団体〉全国喫茶業環境衛生同業組合連合会
東京都台東区根岸1-6-12 TEL 03(5603)1011 |
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掲載日:2008年12月17日
投稿者:事務局



