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業種記事詳細

業種別マーケット動向:印刷業

製造業>印刷業

ガイド:株式会社経営情報出版社

 

(マーケットデータ)

◎印刷の生産金額

 経済産業省「紙・印刷・プラスチック・ゴム製品統計」によると、平成18年の印刷の生産金額は前年比3.1%増の4,4645,800万円だった。内訳は、出版印刷が同8.2%増の1,295800万円、商業印刷が同4.3%増の1,4514,600万円、事務用印刷が同6.5%減の5733,400万円となっている。

 

印刷の生産金額推移(単位:百万円)

 

平成17

平成18

出版印刷

128,966

139,508

商業印刷

139,179

145,146

事務用印刷

61,505

57,534

生産金額合計

432,976

446,458

(出所)経済産業省

 

◎製造品出荷額

経済産業省「工業統計表」によると、平成17年の印刷業(謄写印刷業を除く)の製造品出荷額は前年比1.1%減の61,0479,400万円と、5年連続で前年を下回っている。

印刷業の推移

年次

事業所数

従業者数

(人)

製造品出荷額

(百万円)

13

15,551

302,809

6,774,396

14

14,842

293,701

6,492,009

15

14,996

289,208

6,347,589

16

13,796

278,212

6,171,149

17

13,825

275,832

6,104,794

(出所)「工業統計表」

 

◎企業数と従業者数

経済産業省「工業統計表」によると、平成17年の印刷業の事業所数は13,825所で前年比0.2%減、従業者数は275,832人で同0.9%減である。

 

(業界の特性)

◎従業者規模別

工業統計表の従業者規模別では、4~9人が7,861所、1019人が2,766所で、従業員20人未満の事業所が全体の76.9%を占める。ただ、大日本印刷や凸版印刷売上高1兆円(印刷物以外も含む)を超える大企業もあり、企業間格差は大きい。印刷業に中小・零細企業が圧倒的に多い理由の一つに分業体制(外注)、専門化の進行があげられる。印刷工程を見ても企画→デザイン→製版→校正→印刷→製本と多岐多様にわたっている。また、活版をはじめ版式の違いもある。各々特殊な技術を必要とすることから、いろいろな企業が分業関係をつくりだしている。

 

◎印刷工程と方式

 印刷所の仕事は次の2つに分けられる。①組版で、出版社からの原稿を割付指定通りに版に組み込むこと、②校了になった組版を印刷すること。印刷方法は俗に三版式と呼ばれ、凸版、平版、凹版がある。

 

(ノウハウ)

◎高品質、短納期化

 顧客は費用対効果を厳しくみている。このため、顧客先の企業に対して高品質、短納期化に一段と対応することが求められる。薄利受注を避けるためにも、他社にはない独自技術を身につけていくことが大切だろう。

 

(今後の課題/将来性)

印刷業界は価格競争が激化しており、特に中堅企業は、激しい価格競争を強いられている。業界としては適正価格を維持していくことが経営安定のために必要不可欠となっている。しかし、今後も薄利受注の環境は変わらないとみられ、中小印刷会社にとっては厳しい環境が続くだろう。また、印刷業の需要先は全産業に及んでおり、経済活動と密接に関連している。このため、印刷需要は景気動向に大きく影響を受ける。その中、原料である木材チップや古紙の価格が一段と上昇し、チラシや書籍に使う印刷用紙の値上がりに拍車がかかっている。日本印刷産業連合会は食品メーカーなどの顧客企業に印刷料金の値上げを受け入れるように呼びかけている。業界団体主導の値上げ浸透策は珍しいが、これ以上の経営環境悪化を避けるために、顧客企業に値上げを要請している。

 

〈関連団体〉全日本印刷工業組合連合会

  東京都中央区新富1-16-8

  TEL 03(3552)4571

 


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かんたん財務診断

掲載日:2008年12月17日

投稿者:事務局