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業種記事詳細

業種別マーケット動向:玩具製造業

製造業>玩具製造業

ガイド:株式会社経営情報出版社

 

(マーケットデータ)

◎製造品出荷額

少子化等の影響から、娯楽用品・玩具製造業の出荷額は減少傾向にある。経済産業省「工業統計表」(平成19年版)によると、平成17年における娯楽用具・玩具製造業(人形・児童乗物を除く)の製造品出荷額は、3,1458,600万円で、前年の1,2179,900万円に比べて158.3%増と大幅なプラスとなった。

 

娯楽用具・玩具製造業の推移

年次

事業所数

従業者数

(人)

製造品出荷額

(百万円)

11

859

13,980

860,347

12

802

12,615

401,778

13

677

11,810

877,502

14

617

11,164

819,835

15

594

10,244

615,169

16

501

7,649

121,799

17

484

8,458

314,586

(出所)「工業統計表」

 

◎事業所数と従業者数

経済産業省「工業統計表」によると、平成17年の娯楽用具・玩具製造業(人形・児童乗物を除く)の事業所数は前年比3.4%減の484所、従業者数は同10.6%増の8,458人となっている。

 

(業界の特性)

◎流通経路

従来の流通経路は、製造問屋および専業メーカーを頂点とし、大手問屋・地方問屋を経由し、販売店に到達する複雑なものであった。しかし、米国の玩具小売専門店トイザらスが国内各地に出店し、卸売業を通さないでメーカーと直接取引することによって低価格化を実現したため、他の小売チェーンもこれに対抗するために、流通の短縮化を図る動きが加速した。玩具の定価販売は一気に崩れ、急激な流通改革が進んでいる。

 

(ノウハウ)

◎潜在需要の掘り起こし

子ども向け玩具市場は低迷が続いており、とりわけ、男児に比べて女児の玩具に対する関心は早い段階で低下するといわれる。人形遊びよりも、子ども向け化粧品や雑貨、衣料などに興味が移ってしまうからだ。このため、女児向け玩具はファッション性の高い商品を投入することがポイントとなろう。子ども向け玩具市場は今後も縮小が予想される。しかし、情報収集や企画力、メディアを通じたPRなどを的確に行うことによって、潜在需要を掘り起こしていけば、需要拡大につながると思われる。

 

◎コンビニエンスストア向けの販売強化

主要販路である玩具店での販売が減る一方で、コンビニエンスストアでの玩具販売は伸びている。カードゲームなどの低価格商品が中心で、主要客層は30代の男性である。このため、メーカーではコンビニエンスストア向けの販売ルートを強化している。

 

(今後の課題/将来性)

◎課題

 子ども需要に依存した商品構成から脱却する必要がある。このため、各社とも大人向け玩具の投入を急いでいる。大人向け玩具でヒットを飛ばすには、大人の遊び心を刺激するセンスの良い商品を開発できるかが重要で、子ども向けとは異なる商品戦略が成否のカギを握っている。

 

◎将来性

 少子化やゲーム機の販売に押される感のある玩具だが、ここ最近は大人向け玩具でヒット商品が相次いでいる。また、玩具市場が急速に縮小する中、卸、小売りを問わず、玩具業界で合従連衡の動きが強まりそうだ。玩具業界ではメーカー同士の経営統合が一段落し、今後は卸、小売業を巻き込んだ再編が加速する見込みだ。また、かつては駅前に地場の有力なおもちゃ屋が存在し、そこに商品を供給するだけで売れた時代だった。ところが、そうした時代も過去に過ぎ去り、現在はメーカー、卸、小売りが一丸となって対策を講じなければ生き残れない時代に突入している。

 

〈関連団体〉日本玩具協会

  東京都墨田区東駒形4-22-4

  TEL 03(3829)2513

 

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掲載日:2008年12月17日

投稿者:事務局