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業種記事詳細

業種別マーケット動向:ゲームソフト製造業

製造業>ゲームソフト製造業

ガイド:株式会社経営情報出版社

 

(マーケットデータ)

◎ソフトウェアの総出荷額

コンピュータエンタテインメント協会によると、平成18年の国内外を合わせたソフトウェアの総出荷額は6,742億円と、前年の4,871億円に比べて38.4%増加した。このうち、国内のソフトウェア3,113億円で前年の2,343億円に比べて32.9%増、海外は3,629億円で前年の2,528億円に比べて43.6%増となっている。なお、ソフトウェアとハードソフトを合わせた平成18年の総出荷額は16,323億円と前年の13,598億円に比べて20.0%増と2ケタ成長を記録した。

 

◎人気ゲーム機

 ソニー・コンピュータエンタテイメントの「プレイステーション3PS3)」、任天堂の「Wii(ウィー)」、マイクロソフトの「Xbox360」といった新型ゲーム機が相次いで発売された。加えて、ニンテンドーDSなど携帯ゲーム機も販売が好調に推移するなど、ゲーム業界は久々の活況に沸いている。ここ最近は、大人も簡単に遊べて学べるゲームソフトが特徴となっている。

 

(業界の特性)

◎主要企業

主要企業としては、任天堂、ソニー・コンピュータエンタテインメント、セガ・エンタープライゼス、スクウェア・エニックス、コナミなどがある。

 

◎開発体制

 ゲームソフトの開発体制はそのゲームソフトの性質によっても違う。通常はそのゲームを統括する統括プロデューサーの下に、ゲームを発案するゲームデザイナーがいて、プログラマー、グラフィックデザイナー、サウンドプロデューサー、シナリオライターなどを集めてプロジェクトチームを編成する。また、ゲームアドバイザーやゲーム音楽を担当する作曲家など、外部スタッフを取り入れるケースも多い。製品企画からマスターアップまでの期間は、標準的なゲームソフトの場合、1年半から2年かかる。

 

◎ゲームソフトの価格低下

 ゲームソフトの定価は現在3,0007,000円が主流で、価格は低下している。ソフトの定価は通常、開発費やゲーム機メーカーのロイヤルティー、問屋や小売店の利益などで構成されている。問屋を通さず小売店に直接ソフトを販売する手法で流通コストを圧縮、定価を5,0006,000円台とあらかじめ安くして普及を狙うなど、流通コストの圧縮が価格低下につながっている。また、記憶媒体の変更も価格低下の要因の一つとなっている。従来のソフトは主にROM(読み出し専用メモリー)カセットを使用していたが、ソフトにCD-ROMを採用、記憶媒体のコストを数分の1に低減した。

 

(ノウハウ)

◎顧客層の変化に対応

 携帯ゲーム機のニンテンドーDSがヒットした理由は、女性や中高年など従来ゲームに触れなかった初心者層を開拓したことにある。発売元の任天堂では料理レシピや英語学習など教養ソフトを数多く発売することで、これら女性や中高年層の需要を開拓してきた。ニンテンドーDSのヒットにより、ゲームソフトメーカーも初心者も楽しめるような教養ソフトを発売する動きが広がっている。顧客層の変化に対応したソフト作りが求められそうだ。

 

(今後の課題/将来性)

◎課題

 ゲーム業界は久々の好況に沸いているが、携帯電話やインターネットとの余暇時間争奪戦に打ち勝つことが、さらなる市場拡大に向けて課題となる。また、ゲームソフトの開発コストは巨大化している。1ゲーム当たりの開発費は8億から10億円といわれ、徹底した開発コストの管理が求められている。

 

◎将来性

 国内パソコン向けオンラインゲームの市場規模は平成17年度で約310億円と、年率2ケタの成長が続いている。このため、ゲーム市場でオンラインゲームが占める割合は今後確実に増す見通しだ。ゲームソフトメーカー各社もオンラインゲームに注目しており、人気ソフトのオンラインゲーム版を発売する動きも広がっている。

 

〈関連団体〉コンピュータエンタテインメント協会

  東京都港区西新橋1ー22ー10

  TEL 03(3591)9151

 

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掲載日:2008年12月17日

投稿者:事務局